similar but different scene 1 KEIGO TATSUMI

KEIGO TATSUMI
生活をしていると毎日毎分毎秒起こる選択。
その際に、AかBまたはそれ以外の中から
趣味嗜好や適切だと考える方を選んだり、
敢えて天邪鬼に別の方を選んでみたりする。

掲載される写真を見て、自分がAかBのどちらに惹かれるのか、またはどちらにも惹かれないのか。
この人はどこから、何に乗ってここに来たんだろう。
何故ここに腰掛けているんだろうか。
お昼は何を食べて、終わってどこにいったんだろう。
そんなふうに、改めて思考を張り巡らすと、
日常生活において、なんとなく過ごす時間や通り過ぎる景色を含む視界が少しずつ明るくなっていくような感覚を覚える。

similar but different(似ているけど違う)

この連載では自分が見ている物や色が正しいのか、改めて考えることによって自分自身に疑問を持ち、ひいては他者の存在を想像できるようになるのではと考えています。
TATSUMI KEIGO
PROFILE
タツミケイゴ | Keigo Tatsumi
1990年生まれ。写真家 / never young beach,Bass
写真制作や展示を中心に、クライアントワークでも活動。
2020年に大阪・心斎橋PARCOにて写真展[oru]を開催。