奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編- 奈緒 / 音尾 琢真

奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
2024年1月某日
私はまたライカ銀座店に来ていた。
前回は音尾琢真さんと一緒に開いたこの扉を、私は1人で開くこととなった。
寂しさからなのか、私はひょっとこみたいな顔をしている。

今回はレンズを選ぶというミッションもあるが
果たして私は1人で選べるのだろうか…。
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
無理である。
今回の企画は"奈緒、おとおさんとライカ買う"だもん。
1人では無理である。
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
ということで、時間を合わせてまたまた
音尾さんが来てくれました!やったー!
それでは行ってみましょう。
奈緒、おとおさんとライカ買う。- 後編 -!
(まだの方は、ぜひ前編から見てね!)
いよいよ目の前にライカのカメラが…
前回お店で見た時に気になっていたのはライカM11。
しかし、レンズの入荷を待っている間になんとライカM11-Pが発売となっていた!!

悩んだ結果、トップカバーに刻まれたライカロゴの刻印に惹かれた私はライカM11-Pにすることに…。
(ライカM11は赤いライカバッチがボディに配置されている。こちらもとっても素敵。)

カメラ本体を前に興奮で拳を握りしめる私。
おそるおそる手に持った時の幸せな重みが、私とこのカメラの初めての思い出だ。
そして、ここからは楽しいレンズ選びの始まり。
今まで使ったことがなかった"50mmレンズ"の購入は決めていたけど、音尾さんの巧みなトークにより"35mmレンズ"もお迎えすることに決意。
レンズ選びが終わった頃、私は心から満たされていた。
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
隣の音尾さんも満たされていた。

そして、ライカと私の初めてが始まる…
"ファーストフィルム剥がし"

いつもあらゆる新品に最初から貼ってあるフィルムは秒速で剥がす派の私に、この時間が尊く特別なんだと音尾さんとライカが教えてくれる。
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
最初に起動した時しか見れない動画を
ちょっとだけ見逃す私に焦る音尾さん。
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
小さな画面にライカのエンターテイナーぶりがあふれていた。
(ちょっとだけ見逃したけど)
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
そして、私は初めてシャッターを切った。
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
私がこのカメラで初めて撮る写真に
いつも隣で見守ってくれた音尾さんが写っている!
奈緒はとうとうMyライカを首にかける。

そして始まる撮影会…
こうして私は無事にライカを買うことができた。
その後、人生で初めて写真を撮って感極まって泣いてしまったり、ドラマのタイトルバックを撮ったりするのだけれど、そんなお話はまたいつか…。

私がこのライカを購入するにあたって
見守ってくれた人がもう1人…
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
素敵な写真を撮ってくれたユウスケ さん
本当にありがとう!

そして…
奈緒、おとおさんとライカ買う。 -後編-
ライカへの一歩を踏み出す私を
いつも優しく見守ってくれた音尾さんに心からの感謝を…!

次はこのカメラで撮る写真の企画を…なんて。
そんな日を願いながらこれにて完結。
また会う日まで☺

奈緒
PROFILE
奈緒 | Nao
1995年2月10日生まれ、福岡県出身。
連続テレビ小説『半分、青い。』('18)でヒロインの親友役で出演、翌年にはテレビドラマ『のの湯』('19)で連続ドラマ初主演、テレビドラマ『あなたの番です』('19)では第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞を受賞。
映画『陰陽師0』('24)、『告白 コンフェッション』('24)が公開中。
また、『先生の白い嘘』(7月5日)、『傲慢と善良』(9月27日)が公開を控えている。
「sunao」名義でカメラマンとしても活動している。

音尾琢真 | Takuma Otoo
演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。
2005年より活動の場を全国に広げ、映画・テレビ・舞台などで活動中。
同年よりAIRDOの機内放送番組、スカイオーディオ「Scene from Hokkaido〜北の空より〜」のパーソナリティを務めている。
俳優としては、幅広い役柄を演じられることに定評があり、多くの映画作品へ出演している。
近年の主な出演作として、「日本で一番悪い奴ら」('16)、「関ヶ原」('17)、「孤狼の血」('18)、「検察側の罪人」('18)、「七つの会議」('19)、「カツベン」('19)、「るろうに剣心 最終章 The Final」('21)、「孤狼の血 LEVEL2」('21)、「決戦は日曜日」、('22)、「今はちょっと、ついてないだけ」('22)、「死刑に至る病」('22)、「THE LEGEND & BUTTERFLY」('23)などがある。
舞台では、阪神大震災をテーマにした「ORANGE」('11、'13、'15)、小林賢太郎演劇作品「ノケモノノケモノ」('14)で主演を務めた他、「死の舞踏」('17)、「ドクターホフマンのサナトリウム〜カフカ第4の長編〜」('19)などにも出演している。
ドラマでは、「陸王」('17/TBS)、Amazon Prime Video「仮面ライダーBLACK SUN」('22)など。2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」に出演。
映画「碁盤斬り」が公開中。7/26に「もしも徳川家康が総理大臣になったら」も公開予定。

ライカカメラ
https://leica-camera.com/ja-JP
https://www.instagram.com/leica_camera_japan/

ライカM11-P
https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/m/m11-p-black
Direction : Yusuke Oishi
Text : Nao
Photo : Yusuke Oishi / Takuma Otoo / Nao
Location : ライカ銀座店