WOLFGANG LAIB : ヴォルフガング・ライプ展
ドイツ人アーティスト、ヴォルフガング・ライプの東京国立美術館での展示カタログ。膨大な量の花粉を自分で採取し、無機質な美術館の床に四角形に撒いた作品が超絶クール。
“花粉とは、そのひとつひとつが生命であり、その単純素朴なものにこそ複雑なものが隠されている”
と、序文に書かれているのも印象的である。それと同時に、
「花粉症の人が見たら鼻がムズムズしてしょうがないんだろうな」
と思った。
JIM SHAW : THRIFT STORE PAINTINGS
アメリカのスリフトストア(チャリティショップ)で売られている作者不明の絵画を編集したアートブック。どの作品も絵力と言うのか味と言うのか…兎に角センスがハンパない。
これらの作品を選んで一冊に纏めたジム・ショーさんに拍手!
STEPHEN SHORE / LYNNE TILLMAN : THE VELVET YEARS
ニューヨーク’65-’67。アンディ・ウォーホルのファクトリーでのパーティやテストシューティングの模様を収めた写真集。ルー・リードをはじめヴェルヴェッツのメンバーやアーティストはスタイリッシュで、ウォーホルのミューズだったイーディ・セジウィックは最高にキュート。今こんな格好がしたい(ぼくは短パンにビーサン姿でこの本を眺めている…)。